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作家の窓

先々職業「小説家」を目論む皆さまを応援する元(小説新人賞)下読み担当者のサイト

小説作成の基礎のき

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小説作成の基礎のき

小説作成において、とても重要なことを申し上げます。

小説は、読むためのものであることは、皆さんもご存知なはずです。

決して、その存在意義は、書くため、ではありません。

こう申し上げるには、理由があります。

長年、下読み担当をしていると、本当に多くの作品に巡り会うわけですが、

小説を、書くため、のものと誤解していらっしゃる方が大勢います。

これは紛れもない事実です。

では、書くためのもの、と誤解している方の例をあげます。

・読者が理解できない、読みづらい、難解な文章を書く

これが最も多い例です。

この誤解は、多く純文学作家の志望者に多く見られます。

その誤解を生む原因は、純文学=難解なもの、という理解です。

これは断じて誤りであり、文体は難解さで評価されることはありません。

次に多い例は、

・ストーリーよりも文体を重んじている

この誤解も多く見られる事例です。

つまり、文体に固執するあまり、ストーリーがなおざりになってしまっている例です。

小説は、ストーリーが命です。

これは肝に銘じておいてください。

そうでないと、執筆にかけた長大な時間が無駄になります。
 
稀に、読ませる文体を書かれる作者の方がいますが、そうした場合にもストーリーがあってこその文体です。

また、この価値観は、エンターテイメント作品はもとより純文学作品でも同様です。
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プロフィール

HN:
佐々木薫子
性別:
女性
自己紹介:
元(小説新人賞)下読み担当者。つまり、小説新人賞の一次審査員です。

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